予防接種
当院で対応可能なワクチン
ワクチン名 | 定期 / 任意 |
接種タイミング |
ロタウイルスワクチン | 定期接種 | 生後2か月から |
ヒブワクチン | 定期接種 | 生後2か月から |
肺炎球菌ワクチン | 定期接種 | 生後2か月から |
B型肝炎ワクチン | 定期接種 | 生後2か月から |
四種混合ワクチン | 定期接種 | 生後2か月から |
BCG | 定期接種 | 生後5か月から |
麻しん・風しんワクチン (MRワクチン) |
定期接種 |
1期:1歳から2歳未満 2期:小学校就学前の1年間 |
水痘ワクチン | 定期接種 | 1歳から3歳未満 |
おたふくワクチン |
任意 | 1歳から |
日本脳炎ワクチン | 定期接種 |
1期:3歳から7歳半未満 2期:9歳から13歳未満 |
二種混合ワクチン (ジフテリア・破傷風) |
定期接種 |
11歳から13歳未満 |
子宮頸がんワクチン | 定期接種 |
小6から高1までの女子 |
インフルエンザワクチン | 任意 |
生後6か月から |
その他のワクチン
- 麻しんワクチン
- 風しんワクチン
- 三種混合ワクチン(ジフテリア・破傷風・百日咳)ワクチン
- 不活化ポリオワクチン
- A型肝炎ワクチン
- 狂犬病ワクチン
- 髄膜炎ワクチン
子宮頸がん予防ワクチンを受けましょう!
どんな病気
子宮頸がんは、毎年約10,000人の女性が罹患し、その内約3,000人がなくなっている病気です。特に妊娠、出産を控えた20代、30代の若い女性が多く罹患します。通常は進行がゆっくりで無症状の期間が長いため、成人になって子宮がん検診を受けないと発見が遅れます。
原因
ヒトパピローマウイルス、特に16型、18型に感染することが主な原因で、感染した1000人に1~2人が発症します。このウイルスはどこにでもいるイボのウイルスで、主に性行為で感染します。
予防
ヒトパピローマウイルス16型、18型を含む9価のワクチンが接種できます。ワクチンの接種により8割をこえる子宮頸がんの予防が可能です。日本では定期接種として小6から高1まで接種できます。
接種方法
対象年齢の女性に計2回、筋肉注射します。
副反応
接種直後のふらつき、注射部位の痛み、腫れがあります。広範な体の痛みや様々な身体症状(機能性身体症状)が報告されましたが、接種していない同年齢の女性にも同様の症状の訴えが同じくらい存在するため、ワクチンとの因果関係は証明されませんでした。
ヒブワクチンを接種しましょう!
1、乳幼児の細菌性髄膜炎とヒブ(インフルエンザ菌b型)
脳や脊髄を包んでいる髄膜に細菌が感染して起こる細菌性髄膜炎は、初期には発熱、嘔吐、不機嫌、ケイレンが生じ、風邪と症状が似ていますが、予後は不良で、死亡したり脳に障害が残ったりする恐ろしい病気です。
この乳幼児の細菌性髄膜炎の3分の2はヒブが原因菌で、5歳までの子供が全国で年間600人この病気に罹患し、15~20%に後遺症が残り、5%が死亡しています。
2、ヒブワクチンの対象と接種方法
対象:2か月以上、5歳未満の子供
接種方法
- 2ヵ月齢以上7ヵ月齢未満
初回免疫3回+追加免疫1回の計4回注射 - 7ヵ月齢以上12ヵ月齢未満
初回免疫2回+追加免疫1回の計3回注射 - 1歳以上5歳未満
1回注射
特に2歳以下で集団保育に入る子供は、感染の危険がさらに高まるため、ヒブワクチンの接種をお勧めします。
肺炎球菌ワクチンを接種しましょう!
1、肺炎球菌は、乳幼児の鼻咽頭に存在する細菌でヒブと同様に小児の細菌性髄膜炎を起こします。その他、肺炎や中耳炎の原因にもなります。
日本ではこの菌により年間約200人の子供が髄膜炎に罹患し、そのうち30%に後遺症が残り、10%が死亡しており重症度が高い病気です。
2、肺炎球菌ワクチンの対象と接種方法
対象:2か月以上、5歳未満の子供
接種方法
- 2ヵ月齢以上7ヵ月齢未満
初回免疫3回+追加免疫1回の計4回注射 - 7ヵ月齢以上12ヵ月齢未満
初回免疫2回+追加免疫1回の計3回注射 - 1歳以上2歳未満
2回注射 - 2歳以上5歳未満
1回注射
四種混合、ヒブ、肺炎球菌ワクチンは同時接種ができます。
日本脳炎の予防接種について
- H22年4月より3才になるお子さんには、新しい日本脳炎ワクチンによる1期の積極的な勧奨接種が再開されました。
- 既に3才を過ぎている方でも、7歳半までの方は保健所に希望されれば、1期の不足分の接種が可能です。
- 2期の対象である9歳以上13歳前日までの方も2期の接種が可能になりました。また、特例措置として2期対象者で1期の接種(計3回)が完了していない方にも定期接種扱いで接種が可能です。希望される方は保健所に連絡してください。