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お母さんの“孤育て”がピンチです!

[2020.07.14]

 コロナ禍では、本来多くの家族や友人に祝福されて出産を迎えるはずのお母さんや生まれてきた赤ちゃんは、産婦人科を退院するまでお父さんとも面会できませんでした。また、家庭における子育てでも、地域の保健師さんの家庭訪問もなく、子育て中のお母さんたちが集まって、育児の悩みを共有したり、情報交換をする場である「赤ちゃん教室」も開かれず、お母さんたちは孤立して赤ちゃんを育てなければならない、まさに“弧育て”のつらい状況にあるのではないでしょうか。

 そんな時は、小児科を利用して下さい。予防接種はもちろん、お母さんの育児の不安や赤ちゃんの相談に外来を受診されることは、決して不要不急ではありません。

 当院での最近の赤ちゃんの相談では、「おっぱいをよく吐くので、体重が増えているか心配」、「お腹が張って、気張っているのに便が出なくて苦しそう」とか、「4ヶ月健診が延期され、股関節脱臼が心配」などがありました。

 それに対し当院では、赤ちゃんの体重を測定、ゲップを上手にさせたり、肛門の綿棒刺激で排便を促すことを指導しました。また、股関節の開きを診ることで脱臼の有無を判断しました。そうすることで、お母さんの不安はかなり解消されたようです。

 お母さんにとって、不安の多い“弧育て”から、本来の楽しい“子育て”になるように小児科も協力します。

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