当院の特徴
当院では、患者さんが満足し安心できるよう、
- 丁寧にわかりやすい説明
- 正確な診察、診療
をモットーに親切で心のこもった医療サービスを心がけています。
スタッフ一同いつでも笑顔を絶やさずに、懇切丁寧な説明に心がけております。ご不明な点がありましたら、遠慮なくお問い合わせください。
診療内容
小児の感染症やアレルギー疾患(喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎など)はもとより、小児の慢性疾患(低身長症、甲状腺疾患、副腎疾患、小児糖尿病、夜尿症など)の治療を通して、子供たちの心と体の成長を見守っていきます。
病気に厳しく、子どもに優しい、小児科医院を目指しています。
*低身長、夜尿症は電話予約して下さい。
専門とする疾患(低身長、小児糖尿病、 肥満、夜尿症)について
低身長について
3才児健診で保健婦さんから低身長を指摘された幼児、学校の身体計測で養護の先生から受診を勧められた小学生、またいつか背が伸びるだろうと様子をみていたが、なかなか大きくなれない中学生など、様々な年齢の子供が低身長を主訴に受診されます。
1、低身長とは?
医学的に低身長とは、同性、同年齢の身長の平均値よりー2SD(SD;標準偏差)以下と定義されます。
2、低身長の原因
身長は一般に、両親からの遺伝的影響を受けます。よって両親の身長が低い場合や、最初は背が低くても後から伸びるいわゆる「おくて」、また未熟児で生まれたため背が低い子供など、むしろ病的でない原因の方が多いです。しかし、中には成長ホルモンや甲状腺ホルモンなどの成長に必要なホルモン分泌が少ない方がおられます。
3、当院での検査
手のレントゲン写真をとり、骨年齢を測定し、実際の暦年齢に対し遅れがないか調べます。また、血液検査により、貧血や内臓の病気が隠れていないかチェックします。その後、成長ホルモン分泌に関しては、分泌刺激試験を行います。
4、治療について
〇成長ホルモン分泌不全性低身長症
〇ターナー症候群
〇プラダー・ウイリー症候群
〇軟骨無形成症
〇慢性腎疾患による低身長
〇SGA性低身長症
に対し成長ホルモンによる治療が可能です。
成長ホルモン療法は、毎晩、患児が寝る前に、家族が皮下注射を行います。最近は誰にでも扱いやすく、痛みの少ないペン型の注射器や針が開発され、より治療が行い易くなりました。
小児の肥満と糖尿病について
インスリン注射を行っている小児の1型糖尿病を中心に、最近増加している小児の2型糖尿病や、その予備軍となる高度の肥満を伴う子供たちの治療や生活指導を行っています。
小児の糖尿病について
小児の糖尿病は、発症の仕方によって2つの病型に大別されます。
1型糖尿病は、成人より子供に多い病型で、ウイルス感染や自己免疫反応により、膵臓でインスリンを産生しているβ細胞が破壊され、インスリン分泌が著しく低下したため起こる糖尿病です。突然、口渇、多飲、多尿といった症状が現れ、急激に悪化することが多く、治療にはインスリン注射が不可欠です。
2型糖尿病は、成人に多いタイプの糖尿病で生活習慣病の一つです。
この病型は2型糖尿病になりやすい素因を持っているところに、運動不足や過食による肥満、ストレスなどが加わって発症します。
小児期に発症する2型糖尿病は最近増加しており、初期には全く症状が無く、学校検尿で尿糖をはじめて指摘され、発見される子供がほとんどです。
祖父母や両親などの家族内に2型糖尿病があり、肥満を認める子は注意が必要です。
小児の肥満について
肥満の原因は、摂取カロリーが消費エネルギーより多いため、余分なカロリーが体重の増加につながる、“単純性肥満"がほとんどです。高度肥満(身長から割り出した標準体重より50%以上太っている)の人以外は、小児では体重減少を目的とした食事制限の必要はありません。
年齢相当の食事摂取により、現在の体重を維持する(増やさない!)ことで、身長の増加に伴い肥満度の低下が期待できます。
そのためには、日常生活での食事、運動に注意しましょう。
「早食い」、「まとめ食い」、「ながら食い」は止め、散歩や自転車などの軽い運動を継続的に行ったり、日頃おっくうがらずに体を動かす習慣を身につけましょう。
夜尿症について
夜尿に悩む子供やその両親は決して少なくありません。また、日常多数の夜尿症患児が医療機関を訪れています。しかし、その多くは器質的疾患がないとか、その内に治るだろうと言われて、必要な検査も受けず、適切な生活指導もないままに放置されている場合もあるようです。
当院では、夜尿に悩む子供とその家族に対し、『あせらない』『おこらない』『起こさない』をモットーに、それぞれの患児の夜尿の原因をタイプ別に分類し、それに応じた生活指導や薬物治療をおこなっています。
また当院の特徴として、夜尿アラームを貸出しし、夜尿をしたらブザーと振動で知らせることによって、寝ていても夜尿が意識できるようになる「夜尿アラーム療法」を行っています。高学年の人ほど効果が良好で、薬物療法より治療中止後の再発が少ない治療です。
夜尿症のタイプ
- 多尿型夜尿症
- 膀胱型夜尿症
- 混合型夜尿症
タイプ分けのために、ガマン尿量、夜間尿量(夜尿量+早朝尿量)などの測定と夜尿記録表への記載をお願いしています。